ぐちゃぐちゃ
今日は授業の前に機材を借りておくために早起き。朝ごはんは食べずに白湯のみ。
いつもより30分早く家を出る。学校に着いて、せこせこ大量の機材を運ぶ。
先生が授業始まったと同時に僕を名指しして「きみ休みすぎですね既にアウトです」と言ってきた。僕と友達が「え、本当ですか確認してください」と返したら「あ、まだセーフでした」だって。「セーフでしたじゃねーよ」ちゃんと確認しろや(あと一回休んだらアウトだった)。
先生に僕の成績を見せてもらった。休みすぎているだけで成績は良かった。休まなきゃセーフ。勝手に先生に嫌われてると思ってたけど話してみたら、ちょっぴり好かれていた。でも僕はかなり苦手。
学校終わりに新卒向けのハローワーク。
初めて行った。学校から近いしハローワークの職員が優しいし行ってよかった。カウンセラーのような優しい話し方だったから、色んな人が来るんだろうなと感じた。
ハローワーク終わりに友達と合流。映画の『ザ・フラッシュ』を見た。早起きだし、知らない人と話したし、歩きまくったから少しウトウトしてしまった。内容はスパイダーマンの真逆みたいな結論で興味深かった。あとやっぱりヒーローは赤ちゃんと犬の命を救ってくれるからいいね。
映画終わって友達とばいばい。その後は交通局のお散歩企画に家主と参加する約束。50代以上が参加するようなスタンプラリーお散歩みたいなやつ。お散歩好きにとっては1番ワクワクするやつ。
家主と会うために、気分よく電車に乗る。Apple Payのsuicaで乗車。改札を出るには残高が足りないのでチャージをしようとしたら、「支払いが完了しませんでした」と表示が。その時、僕のiPhoneが通信制限がかかっていたのでチャージできないのかなと思っていた。何回トライしてもチャージができないので、仕方なく550円を払って通信制限を解除。通常速度にした。
再度トライしたら、「支払いが完了しませんでした」の表示。通信速度は関係なかった。クレジットカードが止められたのかなと確認したけど2万しか使っていない。原因を検索。そしたらなんと全国的にモバイルSuicaがチャージできなくなっているらしい。諦めて現金を使おうと、お財布をみたら15円。なんと15円しか持ってない。完全に改札から出られなくなってしまった。詰み。
家主にLINEをして改札にきてもらう。モバイルSuicaが使えなくなるとか考えてもいなかった。現金を持っていない自分のダサさと、会社の不都合で足止めを喰らう理不尽さでイライラしてくる。あと無駄な550円の出費。
こういう理不尽なトラブルはかなりイライラ。ストレス。クレーマーにもなりきれない臆病者な僕はそのイライラがだんだん悲しさに変わってくる。なんだか涙が出てくる。あともう一個なにか嫌なことあったら号泣もん。コップの水がスレスレ。溢れそう。
散歩のやる気は完全に無くなる。比較的に充実した1日だったのに全部壊れる。映画の内容をほぼ忘れている。もっと自分の機嫌を取れるようになりたい。4時間経った今でも悲しい。
読まなくていい
僕は寝相が悪いらしい。
いつも家主から「布団を取らないでよ」と言われる。無意識。
さらに今日は特に酷かったらしく、仰向けになるとイビキをかいていたとか。
寝返りも酷く、家主の顔面を拳で殴ったらしい。あと「ううう」と唸ってた。
夢はかなりの長編だった気がする。ほとんど覚えていない。
覚えているのは、授業中にトイレに行って大をした。すぐにまたトイレに行ったら、僕の大が流されていなかった。
無理やりガチャガチャ、水を流すレバーを引いたら、大が流れずそのまま回転。
回転の勢いが凄まじくミキサーのように、ベイブレードのように高速回転。
それのせいで大が飛び散ってきた。僕のズボンに大が付着。
学校にいるのにどうしよう!となって、なんとか隠蔽をしようとする夢。
起きた直後に家主に夢の内容を報告。大爆笑していた。
家主は笑いのツボが小学生。
家主は朝から夜までバイト。
1人の休日。朝はなんか悶々とした。
久しぶりにえっちなやつを見た。サイトを見ると可愛い人たちがたくさん。
日本人の童貞率が高いのも納得。
その後は読書タイム。友達に「正欲」を貸してもらった。読みやすい。
お腹が空いたのでポトフを食べた。いつも好きな食べ物を聞かれたら、とろろ蕎麦と答えていたが、ポトフに変えようかな。
とろろ蕎麦は始めた食べた時に美味しすぎて店内で泣いて、「美味しいね、美味しい、、」と声に出していたらお会計の時に感謝されたというエピソード大体セットで話す。でも、ポトフもポトフのグッズを作ったとか話せるし移行のタイミングかもしれない。
お昼に無印良品でタンクトップを買いに外に出たが、自転車を漕ぎながら理由なく悲しくなって涙が出てきた。すぐ帰った。
添削をしてもらった脚本の直し作業。すぐに飽きて映画を見始めたがすぐ寝落ち。
夜になっていたので家主のお迎え。公園で待ち合わせた。その公園はここらでは1番広い。家主から着いたとLINE。
僕が「鬼ごっこしよう、先に見つけて肩にタッチしたら勝ちね」と返した。
公園は広すぎてなかなか見つからない。家主が僕を先に見つけたが、僕は足が速い。逃げれる。そのまま僕は家主の肩にタッチして勝ち。人が多い公園でゲラゲラ笑い合った。
ユニクロでタンクトップを購入。ついでに半袖のシャツを買った。お散歩に良さそう。
最近僕の服を買う基準が、お散歩で着たいか、犬がプリントされてるの2つしかない。
家でお酒を飲む。チャミスルをカルピスで割った。僕は日本一お酒が弱い。全身真っ赤。吐きそう。
家主が先に寝た。僕は人の寝顔が大好き。
お腹が空いてメニューと睨めっこしている顔も好き。えっちしている顔も好き。動物が欲求を満たしている顔をしている。理性から少し解放されている顔。
恋人と大喧嘩しても寝顔を見たら、また好きになってしまう。僕の悩みって殆ど社会的な悩み。そんなことなんてどうでもいいなとその瞬間は思える。猫や犬の顔は常にそう思える。特に猫。ご飯を食べる、寝る、遊ぶ、えっちをすること以外どーでもよさそうな態度と顔。
そこが好き。学ぶことがたくさんある。
でも夜更かししようねって約束したのに、先に寝られた。寂しい。
ピクニック
朝起きたらめちゃくちゃ雨。
午前の撮影は中止。昼までまた寝る。
家主がサンドイッチを作ってくれた。
料理がとても上手。感謝のハグをした。
学校の授業中はずっと読書。
今村夏子さんの『ピクニック』。
僕はかなり本を読まない。
1年に5冊未満しか読まない(漫画含めて)。
本をあまり読まずに死ぬのは嫌だと急に思い始めて、読書意欲が湧き始めた。
映画の『こちらあみ子』が大好きで、その影響で原作を買った。『こちらあみ子』は読み終えたので次に収録されていた短編『ピクニック』。僕のイメージは『花束みたいな恋をした』で繰り返し名前の出る作品ということのみ。
読んでみたら、面白い(まだ読み終わってないけど)。90分の授業が一瞬で終わった。本が1番集中できるのかも。
けど、読んでる最中に麦くんと絹ちゃんが「そいつはきっと今村夏子のピクニックを読んでも何も感じないんだよ」というセリフが何回も頭の中によぎった。読み終わった時に何も感じなかったらどうしようという恐怖。
なんせ僕は読書初心者。あまり感性が豊かじゃない。読書家で感性が豊かな人ってかっこいいから、そうなりたいのに。僕はまだそうじゃないし、麦くんと絹ちゃんに「へえ〜何も感じなかったんですか」と言われそうで怖い。
学校帰りに丸善に寄って、新書を買う。
『言語の本質』ってやつ。あと友達にLINEで朝井リョウさんの『正欲』読みたいから貸してとお願いした。その友達は約束をすぐ忘れるから貸してくれるのは『言語の本質』を読み終える頃だろうという計画。
その後は家主とお散歩。コメダでかき氷を食べる。めちゃくちゃ身体が冷えた。あとお互い店員さんを呼ぶのが苦手なので「お前が呼べよ」と押し付け合った。
家の近くのスーパーでメロンを買う。買った後に周りをよく見たら、家の近くじゃなかった。1時間歩かないといけないくらい離れてた。お喋り夢中でかなり遠くに来てた。重たいメロンを2人で持ちながら1時間歩いた。
家主は映画の『セブン』を見たことないらしいので、メロンを食べながら一緒に見る。
ハンサムくん
最近はずっと寝不足。
不眠症とかではなく、あえての寝不足。
昨日はレイトショーで居候先の家主と『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーマン』を見た。夜ご飯にすき家で僕の好きな、とろろがかかった牛丼を頼んだら、「とろろは今日ないです」と断られた。寝たのは真夜中。
「もう歳だから徹夜とか無理だわ〜」ってみんな言うから19歳のうちに夜更かししとく。
身体の心配はしていない。朝はきつい。
今日の午前の授業は友達がいないと孤独なのに、同じ授業の友達はよく休む(僕もよく休む)。僕含めてみんな休みすぎたため、先生に「君たちはもう崖に立っている」と言われた。
なので、もうみんな休まないだろうと思い自転車で学校に向かう。着いたら友達みんな居ない。僕以外みんなワチャワチャしている。完全にアウェイな教室の隅に座る。
僕はひとりで「うわあぁぁ」みたいな声を出して絶望してたら、前に座ってた女子グループが「今日も1人で可哀想だね」と話しかけてきた。僕は人見知りなので「うん」としか返せなかった。
先生が出席をとる。先生が休んだ友達の名前を呼ぶ。こっちを見てくる。「あれ?〇〇くんは休みですか?」と聞いてくる。僕は絶望した顔で「あいつはもう崖から落ちました」と言った瞬間にその友達が教室に入ってきた。
めっちゃ爽やかに入室してきた。その友達の顔がハンサムなのも相まってヒーローに見えた。
授業が始まって先生の指示で皆んな機材を借りている。僕とそのハンサムくんはお喋りに夢中。気づいたら周りは機材を借り終わっていて、人影がなかった。そしたら先生がニッコニコな表情で「君たちは1年生かい?」と言ってきた。僕は「皮肉がお上手ですね」と返した。
そのハンサムくんが「もうこの授業意味ない。飛ぼう。」と悪魔の誘い。実際にマジで意味がない。意味がないのにこの授業を選択してしまった。だから友達がいないとアウェイ。
でも飛んでも午後に授業がある。午後の授業は意味があるやつ。出席したい。午後まで3時間も時間がある。そのハンサムくんは「喫茶店で時間を潰そう」と誘ってくる。僕にはそんなお金はない。食費削って生きてんだ。
「俺が全部奢るって言ったらついてくる?」と王手をかけられる。ついていった。
そのハンサムくんの行きつけの喫茶店。僕のバイト先の商業ビルにあった。開店してから10分で入店したら、店内に人影無し。「すいませーん」と何回言っても人影無し。一旦、屋上的なところで20分座った。そして喫茶店に戻ったらマスターが居て、入店。
朝に白湯しか飲んでいない僕はお腹を空かしていた。そしたら友達が何か食べようと言ってくれた。サンドイッチとコーヒーを頼んだら、マスターが「今日はないんです」と言って代わりにトーストを作ってくれるそう。10分くらい待ったら、コーヒーとサンドイッチがきた。
「やっぱりありました」と言いながら机に並べてくれた。味はとても美味しい。コーヒーも。
ハンサムくんは煙草に火をつけた。ハンサムくんはモテる。色んな女の子をこの喫茶店に連れてきては、煙草を吸いながら会話とコーヒーを楽しんでいるらしい。あと授業をサボる時もここに来るとか。
短期間に色んな女の子を連れてきているから、マスターに顔覚えられていたら恥ずかしいと言っていた。そのマスターは白髪のおじさんで耳にはキラキラ光るピアスをつけていてカッコよかった。
ハンサムくんはいつも「彼女ほしー」とか、「彼女ってどうしたらできる?」とか言ってくる。けど僕にはわかっている。こいつは自分がその気になればいつでも彼女ができることを分かって言ってきてやがる。そのハンサムくんは彼女がいない時は、セフレが常に絶えずにいる。昨夜は同じ学校のセフレとセックスした後に『グレイテストショーマン』を見たそう。
そして朝にセフレと車で登校。そして爽やかな顔で教室に入室。
ハンサムくんは最近、居酒屋の喫煙所で話しかけられて、インスタを交換した女の子と初デートをしたらしい。そしてその女の子も喫煙者なので同じ喫茶店でお互い煙草を吸いながら会話をしていたとか。それがちょうど1週間前。
その女の子の趣味はスノボらしい。足がかなり擦りむいていて、それが好印象だったと話してくれた。その後は生活の愚痴発表会。あとお互いの家庭環境が似ているため、その話に。
家庭環境が良いやつは両親と住んでいる前提で話してくるのウザいよねという話。
そのまま午後まで話して、学校に戻る。
先生に完成した脚本を渡す。金曜日に添削した脚本を返してもらう約束。自分が書いた脚本を読み返すと、つまらなくて落ち込む。先生には「自分が面白いと思ってないのを見せてくるな」と言われる。本当にその通り。
午前にたくさん話し込んだから、調子が良い。
朝に話しかけてきた女子グループがまた話しかけてきて、それには上手く対応ができた。
その後も普段話さない人にも話しかけちゃったりして、楽しい時間を過ごせた。
スーパーで明日の朝ごはんのカップうどんを買う。never young beachの新アルバムと、New Jeansの『Zero(J.I.D Remix)』を聴きながら帰った。
どっちもかっこいい。
Apple musicで聴いているのだが、Spotifyが恋しくなる。音質と学割プランでApple+が見れるという理由で、Apple musicにしているが圧倒的にSpotifyの方が使いやすい。学生じゃなくなったらSpotifyに変えたい。Apple+はスヌーピーしか見てない。
帰宅後、すぐにお風呂。家主に明日、僕が役者として出る作品の台本読み合わせに付き合ってもらう。その台本のセリフの順番がおかしすぎて文句を言う。家主は「そうだね」と全肯定。
明日は雨だから撮影はしないぽい。よかった。
今日も夜更かしできるかな。
眠い。寝たくない。
stillここに居る
最近ハマってるワード、stillここに居る。
このスペシャルサイファーのMyghty Tommyのリリックです。
stillここに居る♪stillここに居る♪Myghty Tommy足止めてない、stillここに居る♪って居候先でずっと口ずさんでしまいます。
話は変わりますが、ずーっと書いては消しての脚本がやっと書き終えました。もちろん、これから何回も書き直していくのですが基盤はもう出来たので気が楽です。
明日に脚本を先生に見せて添削してもらい、来週の月曜日に皆んなに発表したいと考えています。余裕のある計画。周りの脚本を書いている人たちはまだ書き終えてないらしい。まるで僕が仕事ができる人みたいで嬉しい。
しかし、僕のその企画は2ヶ月前から用意していたのですが、後から『アフターサン』という映画が公開して鑑賞したら少し似ていました。パクリだと思われたらどうしよーーと思いそれで書いたり消したりしてました。結果的にはあまり似てない着地となりました。
だが、主人公の衣装のイメージとしてパワーパフガールがプリントされたTシャツを着ているということを書いたのですが、なんと僕の好きなNew Jeansが新アルバムのイメージとしてこの画像を発表しました。
もーーーー。みんなにNew Jeans好きなのバレてるし、パクったって思われたらどうしよー。となってるとこです。まあパクってないし、ただの一案なのでいいです。
また話が変わりますが、最近、夜道を歩いている時に聴く音楽を紹介します。
これです。歌詞がとっても好き。生活感。
“僕の部屋へ来るなら、地下鉄のホームを出て、目印はあのレストラン。”
という風景描写から始まる歌詞が好きなんです。
なんたってサビの歌詞が好き。
“この小さな部屋で僕は目覚めたり、考え事をしたりして生きている。そう、僕は生きている。”
僕も居候先の部屋で考え事したりして生きています。いや居候なので生かされているのか。
一人暮らししたら歌う資格を獲得できそう。
居候先でstillここに居る♪って言っときます。
父
6月18日のバイト終わりに、姉と久しぶりに父に会いに行った。姉の初任給でご飯を食べる(ノーパン)。後から知ったら父の日だったらしい。
父は僕の世界の中心に存在していた。父のせいで何回も苦しんだし、死にたくなった。
父はステレオタイプだし、マッチョイズムだった。それがとても嫌だった。
だから僕は中学3年生の時に、一人称を「俺」から「僕」に変えた。なるべく他人に圧をかけないようにしようと意識し始めた。父は僕の思想にかなり影響している。影響しすぎている。
そんな父と急に会えなくなった。
死にたいと思う頻度はかなり減った。
ただ、中心が居なくなってしまった。僕は父への恐怖や怒りを抱えたまま世界を見ていたことに気がついた。「僕は父のようにはなりたくない」、「父に認められたい」。こういう感情をずっと持って18年間生きてきた。
中心がない。何にも力を込められない。
久しぶりに会った父は一緒に住んでいた頃よりだいぶ丸くなっていた。
父は根っから暴力的な人ではなく、母といたら暴力的になるのだと感じた。僕が18の時に夫婦関係は崩れ、母と姉と夜逃げをした。それまでの18年間はずっと相性の悪い夫婦と住んでいたんだなと思ってしまう。
ご飯の時は、姉が社会人1年目ということもあり姉の話題のみ。その食事会の最後の方に父から「何か悩みはあるか?」と聞かれた。父に悩みを相談したことなんて一度も無い。そんなこと自分から聞いてくるなんて驚いた。
僕は映画制作の仕事に就きたかったけど、メンタルがやられてしまうということを話した。僕が「将来の目標は、、」と言った瞬間に父が止めて「喫茶店に行こう」と提案された。
3人で喫茶店。父はアイスコーヒー、姉はアイスティー、僕はクリームソーダ。
父に話の続きを聞かれる。僕は「将来の目標は心の平穏を保ちたいというだけで、どういう事をしたいかという目標は無くなってしまった」と話した。あと、心の平穏を保ちたいから結婚しても子どもは作りたくないと考えている事も話した。父は「全然それでいいぞ、ただ結婚も子どもも作らないと男はすぐ逃げてしまう」と忠告を受けた。
僕は結婚したい。「恋人の前ではカッコつけたいから、すぐ逃げられなくなる。だから大好きな人と結婚はしたい」と父に言った。ステレオタイプな父が長男である僕の子どもを考えていない発言を受け入れるとは思いもしなかった。以前、母に同じことを話したらボロクソに言われた。「あんたみたいな人、みんなから捨てられるよ」と言われた。なのに父は受け入れてくれた。衝撃だった。
その流れで僕が昨年に映像の大会で全国優勝をして、その審査員長であった映画監督に「あなたは絶対に映画を作り続けてください」と言われたことを話した。そう言われたのに辞めようとしていることがダサくて悔しいと。そしたら父は「え、なにそれ」と言った。僕は父に身の上話を全くしてこなかったから優勝の話もしてなかった。
父は大会の名前を聞いて目の前で調べ始めた。大会のサイトで去年の優勝者の僕の名前を見て、笑顔で握手を求めてきた。
「こんな誇らしいことはない」と言ってくれた。僕は「小さい大会だからそんなすごくないよ」と返したら、「世の中の人ほとんど何かで全国優勝なんてしたことないから大会の大小関係なく誇った方が良い」と言葉をかけてくれた。僕は目の前で泣いた。
ずっと父のせいで悩んできた。死にたくなってきた。父が中心から外れて映画を作る意欲も失っていた。何も無かった。そしたら父が僕の映像を見て強く手を握ってくれた。全く僕のことを褒めなかったくせに、誇らしいと言ってきた。こんなに僕を救ってくれる言葉は他にない。
一瞬だけど父が中心に戻ってきて、世界を変えてしまった。散々、僕を殺してきたくせに生き返しやがった。
父は僕に好きな映画3本を聞いてきた。
僕は「ゴッドファーザー」、「はちどり」、「風立ちぬ」を挙げた。父から受け継ぐ話、父の暴力性に傷つく話、恋人の前で美しくあろうとする話。
父に優勝したんだから映画の道に進むべきだと言われた。僕が言いたかったことはそういうことじゃない。才能を活かせるのかもしれないけど、心の平穏が崩れるのが嫌だ。僕の感情を全ては理解してくれなかった。
父と別れて、姉と帰る。姉は「彼氏がいることお父さんに言えなかったなー」と後悔していた。姉は恋人と結婚を考えているから同棲をしたいらしい。僕は親という恋人同士が上手くいかなかったので永遠の愛を信じきれていない。
恋人の前では美しくありたいから頑張れると言ったが、それだと自分のダサいところを誰に見せればいいのだろう。本当に苦しくなったらどうすればいいのだろう。姉は宇多田ヒカルの『俺の彼女』という曲を例に出して美しさを求めすぎると上辺の関係になっちゃうよと言ってきた。僕は考えた。自分や相手のダサかったり弱い所を美しいと捉えられる人と恋をしたいと結論が出た。
僕は父みたいにはならない。誰の心も殺したくない。美しくありたい。良い恋をしたい。
go commando
6月18日。朝からバイトなのに寝不足。
レッドブルを飲んで頑張っている。
居候先の家主に「土曜日は友達を泊める」と言われたので実家に帰った。実家で寝るのは1ヶ月ぶり。5時に寝ようとしたら猫の狂った鳴き声がうるさく寝れない。窓を閉めようとしたら蜘蛛がいて、倒そうと思ったが逃げてしまった。それが気になって寝れない。最終的にはお姉ちゃんの部屋で6時くらいに寝た。(床で)
8時に起床。ゾンビみたいな声を出しながら起きる。バイトには5分遅刻。寝てないと言ったら許してくれた。
そういえば、実家に帰ったら服が全く無かった。靴下は同じのを2日連続で履いている。最悪なのはパンツが無い。金曜の夜のお風呂後からノーパンライフになった。昨日見に行ったスパイダーマンの時もノーパン。今日のバイト中もノーパン。
僕のパンツは様々な場所に散らばっている。実家には無い(金曜のパンツを洗濯したから1つ実家にあることになった)。
ノーパンを英語でなんで言うんだろうって調べたら、「go commando」だそう。
「commando」は特攻隊、奇襲隊という意味。
ノーパンの人を特攻隊って呼んでるのめちゃくちゃ面白い。僕は今、戦士らしい。
一応、ズボンの下に部屋着のズボンを履いている。ダブルズボン。だから見習い兵くらいなのかなー。
居候先の家主には「パンツを履きたいからすぐ帰ります」とLINEを送った。